作家略歴

写真家・森山大道(もりやま だいどう 本名ひろみち)は1938年、大阪府池田市に生まれる。 フリーのグラフィックデザイナーを経て、岩宮武二のもとで写真家の道をスタートする。 その後、東京で細江英公のアシスタントとなり、1964年に独立。 「アレ・ブレ・ボケ」と形容される作風で前衛的写真の先陣を切り、写真の概念の解体を試みる斬新な作品群を次々世に問い、写真界にかつてない衝撃を与えた。 そのインパクトは「日本劇場写真帳」、「写真よさようなら」、「光と影」、「新宿」、「犬の記憶」など多くの作品に結実した。 自らをストリート・カメラマンと呼び、街路上でのストリート・スナップによる光と影の集積は森山写真の中核を成しているが、現在もその撮影活動は衰えを知らず、国内外のステージで作品を発表し続けている。 その間、日本写真批評家協会新人賞、日本写真家協会年度賞、第44回毎日芸術賞受賞、ドイツ写真家協会賞など多くの受賞を重ねている。 2012年5月、ニューヨークの国際写真センター(ICP)は写真に対する卓越した功績を讃える第8回インフィニティ賞の生涯功績部門賞に日本人で初めて森山大道を選出した。   森山大道の作品は日本のみならず、海外でも高く評価され、アメリカ、イタリア、イギリス、フランス、オーストリア、ベルギー、ドイツ、中国、スペインなどでも個展を開いており、2012年11月にはイギリスの代表的美術館、テートモダンで日本人で初めて写真家ウィリアム・クラインとのコラボレート展が開かれた。 東京工芸大学客員教授、京都造形芸術大学客員教授、専門学校東京ビジュアルアーツ顧問など、様々な写真教育活動に当たる等、次世代の教育活動にも力を注いでいる。2019年、写真のノーベル賞と言われるハッセルブラッド賞受賞。

展覧会・受賞歴

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パブリックコレクション

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